
雪域牧場 は標高4010mに位置している。ここは嘗て木雅国伝統の冬の放牧場で、四面が山に囲まれ、盆地には草が茂り、くねくねと曲がった川が牧場を流れて通っているので、大地と牛・羊を潤っており、放牧する牛・羊は全て逞しく、お乳もとても多い。ここの住民達は、「川で流れているのは水ではなく牛乳だ」と言われ、チベット語で「俄米曲」と名づけ、牛乳の川を意味する。木雅地区で最も理想な冬の放牧場である。毎年、冬になると木雅人は牛・羊をここで放牧しながら越冬する。多い時には至るところに牛・羊がいて、その光景は本当に見事だ。ここは放牧生活と木雅文化を体験する適地でもある。