
鏡面観粧の標高は4030m。ここは当時木雅姫がおしゃれに装う場所であり、当時は鏡がまだ無かった頃で、木雅姫は身じまいをしてから、湖面を眺めて自分の身だしなみを見た所、この湖は十分人情をよくわきまえて、お姫様がお化粧の確認に来ることを知っていて、いつも何とかしてもお姫様に一番美しい容貌を見せたがった。そうこうしているうちにだんだんと現地の住民もこの秘密を知り、皆ここへ来てお化粧の確認に来ることになった。湖面に映る自分を見ると、湖の中の人はきっと自分よりは美しく、幾らぶすな人でも、例外はなかったと言われているんだそうだ。信じなければ、一度試してみては。